伏見顕正の政経塾

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新台湾論⑩第四次産業革命、日本の実例

≪日本での実例:新潟の水田のケース≫

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≪台風の大雨の中、農家の高齢者が激流に巻き込まれる惨事が起きるのは何故か?≫

★「田植え」が終わった後の稲作農家の「キモの仕事」は何か、病害虫の駆除もありましょうが、第一は「水田の「水位」の管理」です。

大雨の際は、水路の門の開閉で、水量を調整しなければなりません。放置して水量が増えてしまったら、自分の水田の稲だけでなく他の田んぼの稲もだめになってしまう。

まさに命がけで、高齢者は大雨の中、見回りに出るのです。

★農業就業者が少なくなって農地の集約化が進めば、「見回り」の負担はますます重くなります。

 

新潟市はNTTドコモと組んで「革新的稲作営農管理システム」の実証プロジェクトに取組中≫

★「田んぼの水位をミリ単位で計測するセンサー」の設置。

取得されたデータはクラウドサーバを経由し、農家のスマホやPCに伝えられ、農民はわざわざ、水田まで見回りに出かけなくとも、家に居ながらにして水位を把握できます。

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≪センサーは水圧を測る1.5メートルのポールと接続する水圧測定器からなる≫

設置はポールを水田に突き刺すだけです。ポールにはSIMカードが内蔵され、ドコモの携帯電話網でデータ送信されます。

「水位」「水温」「気温」「湿度」が稲の生育にとって「危険域」に達したら画面が「赤」に代わって警告を発信します。

新潟市アベノミクスの三本の矢のうちの、一本である「国家戦略特区」に選ばれている≫

「水田のIOT管理」も農業の成長産業化を目指したものです。

2015年5月から、新潟市の水田460ヘクタールに300か所にポールを設置して実証実験を行いました。

≪おいしいコメ作りのために・・・農業機械メーカーのクボタもIOTで参入≫

農業機械にセンサーを搭載し、膨大なデータを集めて徹底的に分析します。

KSAS(クボタスマートアグリシステム)と呼ばれます。データの解析により、「最小限の作業量」で「適度の肥料」をまいて美味しいコメを沢山収穫できるようにします。

★肥料は多すぎても少なすぎても駄目。美味しいコメかどうかは「タンパク質含有量」できまります。

美味しいコメのタンパク含有率は5.0~6.5の間です。タンパク含有率が多いほどお米は美味しくなくなってきます。

肥料を増やせば「タンパク含有率」は高まり、減らせば低くなります。

★データを解析すれば、適度の肥料量を割り出せます。

★KSASを導入した結果2014年の「美味しいお米」の収穫量は2011年比で15%アップしたそうです。

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