伏見顕正の政経塾

政治、経済、政界情勢、皇室、中韓、在日問題など、冷静に語ります。

◆ 人気ランキングに参加しています

新台湾論⑨第四次産業革命 アメリカの実例とインダストリー4.0

≪実例;アメリカのオートバイメーカーのハーレーダビットソン社≫

f:id:fushimiakimasa:20170616190645j:plain

同社は昔から客の好みに合ったカスタマイズ製品を作っていましたが、生産に三週間もかかっていました。

それが、IOTを導入後、三週間から6時間に短縮可能となりました。

 

≪自動車タイヤにチップを埋め込んだらどうなるか?≫

f:id:fushimiakimasa:20170616190759p:plain

★ただのモノから、データを発信できるようになります。

その結果「ただの製造業がサービス業に転換が可能」になるのです。

① あるタイヤメーカーが自社製のタイヤに「センサー」を埋め込んだとしましょう。
② タイヤから送信されるデータは「空気圧」「温度」「走行距離」
③ これらのデータはネットワーク経由でタイヤメーカーに送られます。
④ タイヤの空気が抜けて、空気圧が十分でなければ、タイヤの損耗が進み、燃費も悪くなります。
⑤ 「モニタリング」の結果、空気圧に異常が有った時は、運送会社やドライバーに連絡する。
⑥ 自動車オーナーはタイヤの寿命を延ばし燃費の向上も図れます。
⑦ タイヤメーカーにしてみれば、製品の寿命が延び「買い替えサイクル」も伸びて、売り上げに影響を及ぼします。
⑧ しかし、この会社は「製品を売って利益を上げる」ビジネスモデルから、抜け出しました。
⑨ 「安全走行」「燃費向上」「経費節減のためのサービス」を提供するサービス業へ、「走行距離に応じて課金する」ビジネスモデルに転換しました。

 

≪IOTの普及により今後は製造業のサービス業化は顕著となる≫

 

≪ドイツの対応「インダストリー4.0」≫

f:id:fushimiakimasa:20170616184256p:plain

IOTで先行しているのは、アメリカとドイツの主要製造業です。「インダストリー4.0」はドイツの「国策プロジェクト」です。

ドイツの製造業のGDPに対する比率は25%で各国と比べればかなり高いです。

少子高齢化が進み、労働力が不足してくれば、労働コストが上昇し競争力は必然と低下します。

その為IOTを導入して、生産性を高め競争力を維持しようとしています。

 

≪「インダストリー4.0」の目玉は「スマート工場」=「考える工場」です≫

「個別大量生産」がまさに「スマート工場」です。

 

スポンサーリンク

 

ケーススタディ:アメリカGE社のIOT化≫

f:id:fushimiakimasa:20170616191159j:plain

同社は、航空機エンジンで世界トップシェアです。そして航空機エンジンにも「センサー」を組み込みIOTを活用しています。

ボーイング787に搭載されている、最新鋭エンジンには26個の「小型センサー」が組み込まれています。

そこから、何と、毎秒5千種類のデータが取得できます。

このデータで飛行機の状態がリアルタイムで把握できます。飛行中の航空機エンジンの損傷や摩耗を予測し、寿命を正確に知ることができる。

従来は「オイル交換」は飛行距離から割り出していましたが、一機ごとにデータを収集することにより、的確な時期を読み、無駄をなくすことに成功しました。

 

≪欠航便の減少や「燃費」「整備時間」の節減で10億円単位のコスト削減が可能になった≫

★製造業のビジネスモデルの転換を意味します。

≪航空会社のコスト削減サービスを提供できるようになった≫

≪膨大なデータを解析するソフトウェアが不可欠≫

GEのソフトウェアセンターはサンフランシスコ郊外に有ります。

2011年にゼロからスタート、4年間で社員が1200人に膨れ上がりました。

★グーグルやフェイスブックから転職した技術者もいて、SNSを作っていた技術者が、航空機エンジンの部品を作るようになったわけです。