伏見顕正の政経塾

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新台湾論⑧第4次産業革命で、日本と台湾の提携の可能性

≪第4次産業革命で、日本と台湾の提携の可能性≫

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李登輝氏は「台湾はグローバル市場のニーズにこたえて、半導体などのコンポーネント(電子部品)を大量に生産する技術に優れている。

現在も10社以上の半導体製造メーカーがあり、日本の開発力と、台湾の生産技術が合体すれば「イノベーション」が起こり、日台両国に大きな経済成長が起きる」

と述べています。

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★20世紀の生産技術は一言で言えば「自動化」、自動車のオートメーション向上のような大量生産が一国の産業を支えてきました。

しかし、21世紀の現代、オートメーションは、エネルギー面でも効率性でも時代遅れになっています。

★「モノとモノ」が自分の意思で会話し連携しあう時代になったのです。

 

≪製造業とサービス業の連携が無いことが日本産業の弱点≫

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エール大学教授の経済学者の浜田宏一氏はこう述べています。
★日本メーカーの多くは機械設備が固定化しており、設備を簡単に廃棄できない為、新しい分野にチャレンジできない。

★逆に台湾は、「世界のOEM工場(納入先ブランドによる受託生産)の地位を確立し、要求される製品を「臨機応変」に作れる設備を用意しました。

★「コネクトフリー社」が開発した9ミリ四方のIOT通信チップは台湾でしか生産できません。・・・世界を一変させる可能性を持つIOT通信チップです。

 

≪日本はカスタムメイド製品を作れない≫

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李登輝氏は、日本の産業界にこう苦言を呈します。

日本メーカーはオートメーションによる、単一品種の大量生産は得意だが、消費者には「カスタムメイド品」に対する需要もある。

しかし、時間や手間がかかるために、結果的にコストが割高になり、高い買い物になる。

今までの「大量生産方式」は「製品と工程を単一化」することによって効率化を図ってきました。従って生産される製品の種類には限りが有りました。

 

≪IOTが導入されれば顧客ニーズに応じて「工程をいくつにも組み合わせる」ことが可能になる≫

★これによって「個別大量生産(マスカスタマイゼーション)」で顧客の注文に応じカスタムメイド製品を低価格で提供できるようになります。

 

≪具体的にマスカスタマイゼーションをどのように可能にさせるのか?≫

ある消費者がAと言うカスタマイズ製品をオーダーします。

工場ではAの製造に必要な部品や材料が「工程表」にリストアップされます。

各部品や材料にはICタグが取り付けられており、製造工程の工具にもセンサーが埋め込まれています。

「お互いにやり取り」して、Aと言う製品の製造の為の工程が組み合わされます。

最終的にはAに合わせた部品や材料が投入され、完成します。

この製造工程には様々なソフトウェアといくつものセンサーが組み込まれています。当然ながら時間も大幅に短縮できます。