伏見顕正の政経塾

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朝鮮半島⑫【北朝鮮情勢を占う】(3)北朝鮮の核開発に貢献した勢力

(2)の続きです。

北朝鮮の核開発に貢献した「パチンコマネー」と韓国左派政権(金大中盧武鉉)≫

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① 今さらながら「パチンコマネー」ですが、作家の溝口敦氏の「パチンコ30兆円の闇」によるとパチンコマネーの北朝鮮送金額は、

バブル景気の1990年代

 ピークで約600億円

日本のバブル経済崩壊後
 1995年・・・約120億円
 2000年・・・60億円
 2004年・・・36億円
相当減少していることは事実です。

 

② 一方韓国はどうでしょうか?
1998年、金大中が大統領に就任しました。韓国政治が民主化して二人目の大統領でしたが「左派政権」でした。
当時の韓国国民の一番の恐怖は、
北朝鮮が崩壊し、飢餓にあえぐ約2300万人の難民が38度線を越えてなだれ込んでくることでした。
それで、金大中は「太陽政策」と言って、食料や資金援助で「北の体制維持」を支援することにしました。
次の盧武鉉政権も左派ですが、一歩踏み込んで「北」ぼ核開発を指示し、積極的に資金援助するようになります。
拓殖大学教授、呉善花氏の「反日・愛国の由来・韓国人から見た北朝鮮PHP新書によると金大中盧武鉉2代の左派政権の10年間の北朝鮮への資金提供額は8400億円(10年間の平均レート1米ドル120円で換算)でした。
日本のパチンコマネーと一桁違いますね。だからと言ってパチンコマネーを肯定しているわけではありません。
現代財閥から、540億円の資金提供。
★民間からの「寄付金」等が840億円
政府資金と民間資金を合計すると9780億円です。約1兆円ですね。
★1991年のソ連崩壊後、ソ連からの経済、技術援助と、東欧諸国の民主化で、市場を失った、北朝鮮は、経済破綻して核開発どころではなくなっていました。
★それを見事に息を吹き返らせ、2006年の核実験成功まで、導いたのは、金大中盧武鉉の韓国左派政権10年間の莫大な資金援助でした。

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北朝鮮に見事に欺かれ、アメリカに責任を押し付けた盧武鉉

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2006年、北朝鮮の核実験成功で、韓国国民のだれの目にも「太陽政策の失敗」が隠せなくなりました。
しかし、世論の批判を浴びた盧武鉉は開き直り、責任転嫁して「「北」が核開発したのはアメリカが追い詰めたからだ」と強弁しました。
日頃から、「反米親北」発言の目立った盧武鉉は、アメリカの信用を全く失いました。
★しかも、韓国軍の指揮権を韓国政府に返還するように、アメリカに要求したのです。
米韓同盟で韓国軍は在韓米軍の「指揮下」に入ると決まっています。
これは、朝鮮戦争の時、米軍だけ戦わせて、逃げてばかりいた韓国軍に対する「米軍の根深い不信感」に有ります。
信用を失い、反米言動を辞めない盧武鉉は、訪米時にブッシュ大統領から共同声明で「This man」=「この男」と呼ばれるまでに成り下がりました。
★韓国で著名な保守系経済記者の池東旭(チトンウク)氏は、流暢な日本語を話す人ですが、盧武鉉は、

「国民は私のことを馬鹿にしている。商業学校しか出てないことで馬鹿にしている」
日頃の愚痴を茶化していましたが、馬鹿にされてしょうがない大統領だと思います。


北朝鮮は何故そこまで「核開発」に拘ったか?-朝鮮戦争時のトラウマ≫

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1950年に勃発した朝鮮戦争で、国連軍司令官のマッカーサーは、中国の「人海戦術」に悩まされました。
その為、マッカーサーは、人民解放軍の策源地の、「満州」に原爆投下することをトルーマン大統領に進言します。
しかし、トルーマンは「とんでもない、そんなことをしたら、ソ連の介入を招いて第三次世界大戦になる」と拒否して、マッカーサーを更迭しました。

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しかし、後年、マッカーサーの「読み」が正しかったことが証明されます。
ソ連崩壊後の「機密文書公開」で、スターリンは鼻から朝鮮戦争に介入する気が無かったことが明らかになったからです。
しかし、マッカーサーの「原爆投下発言」は金日成北朝鮮首脳部にとっては恐怖から酷い「トラウマ」になり、「北」は気の遠くなる年月をかけて「核開発」に取り組んだのでした。


≪「北」の核保有を知らされてからの福田康夫総理の失態≫
2007年から、2008年まで一年弱、総理を務めた福田康夫氏は、ある時、ブッシュ大統領から重大な情報を知らされます。
その時の会話は政界事情通ではよく知られている話です。
・・・・・・・・・・・
ブッシュ「日本には申し訳ないことをした。既に北朝鮮は核を保有している。こうなった以上は日本も核武装してほしい」

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福田「それはできません」

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ブッシュ「何故だ(怒)」

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福田「中国様に申し訳ないからです。」

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何とも頓珍漢な首脳間の会話ですが、福田康夫と言う人は一体どこの国の総理大臣だったのでしょう。
★アメリカの大統領も認める、あの時が、日本が核武装する千載一遇の絶好のチャンスでした。


福田康夫総理を見限ったブッシュ大統領は「現実路線」に切り替えた≫

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この後、ブッシュはあっさりと北朝鮮を「テロ指定国家」から、解除します。
「国際政治の現実」と「安全保障の基本」を理解できない福田康夫総理に見切りをつけたのです。
そして、「核兵器」を持った北朝鮮が、国際政治の「核クラブ」の一員になることを黙認したのです。
★これは、日本側に大きな痛手でした。「北」を「テロ指定国家」として糾弾し、アメリカの圧力で「日本人拉致問題」解決を大きく遅らせることになったからです。

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続きます