伏見顕正の政経塾

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【小説】小泉構造汚職⑦ジェブ・ブッシュの『フロリダのイカサマ博打』

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【ブッシュ前大統領の実弟でフロリダ州知事だったジェブ・ブッシュ。兄の指示で大統領選の際はフロリダで不正投票工作を行った。純粋にアメリカの国益のための郵政選挙で、ブッシュが同じことを企み、小泉に指示して実行させた可能性は極めて高い。】

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時計の針は、更に5年前にさかのぼる、

2000年11月26日、

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共和党、ジョージ・ブッシュ民主党アル・ゴアの間で大接戦の繰り広げられた米国大統領選挙。
勝負の帰趨を決定すると言われたフロリダ州の投票結果、民主党が圧倒的に優勢と言われたパームビーチ郡での手作業による再集計が途中であったにも拘らず、フロリダ州のキャサリン・ハリス州務長官は集計を締め切り、フロリダ州でのブッシュの勝利を確定した。

これにより、大統領選におけるブッシュの勝利が確定した。

大統領選の天王山と言われたフロリダ州において、ブッシュ陣営は、勝利の為には手段を選ばず、様々な不正工作を行ったと言うのが定説である。

① 機械集計できない膨大な投票用紙の不備
② 法律で選挙権を認められない重犯罪者リストに、全く無関係の黒人選挙権者の名前が大量に登載(とうさい;名簿に名前が載ること)されていたこと。

いずれも、当時の現職フロリダ州知事で、ブッシュの実弟のジェブ・ブッシュの関与がなければ、不可能な離れ業であった。

ゴア陣営は、連邦最高裁に提訴したが、2000年12月9日に連邦最高裁は、ゴア陣営の訴えを却下し、ジョージ・ブッシュが正式に大統領に就任した。

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2005年8月11日;深夜
東京大手町、日本経団連ビル・会長応接室

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衆院選選挙工作最終ミーティング
出席者、日米同じ

最終ミーティングとあって、余計に気合の入る
ゼーリックが、今日も偉そう~に口火を切った。

ゼ「いいか、諸君!前回までに指示したことは確実に実行に移されていると信じるが、今日の、この指示の実行なくしては、今までの努力も水泡と帰する。選挙も勝負事であるからには、いくら、事前に万全の手を打ったと思っても、下駄をはくまでわからない!!従って、とどめを刺すと言うか、最後のダメ押しの詰めが不可欠だ!!諸君らに作戦命令;The Potsdam Declaration(ポツダム宣言)を指示する!!」

小泉「前振りが長いんだけど、具体的に何をやれって言うわけ?」

ゼ「投開票日の9月11日に開票結果を与党側の候補者が当選するように操作、改竄(かいざん)を行うのだ!それによって、自公政権の完全勝利を絶対的なものにするのだ!!」

予め、作戦内容を知らされていた米国側は別として、小泉以下日本側は、さすがに仰天した。

小「それって、ひょっとすると、もしかして、犯罪?」

ゼ「まあ、ぶっちゃけた話そうなるわな~」

小「ってことは~もしばれたらどうなるの?」

ゼ「そりゃあ~犯罪だから、刑務所いきだわな(笑)」

小「やだよ~俺、刑務所生きなんて~今まで、何度も際どい所をかわしてきたのに~
だいいち、刑務所に入ったら、大好きなレイプができなくなっちゃうじゃないかよ~」

騒ぎ立てる日本側をゼーリックは一喝した。

「うるさい!黙れ(怒)、これは、俺からの命令じゃないんだ!!ブッシュからの直々の命令なんだよ!!」

日本側は瞬時に沈黙した。

 

ゼ「俺だって、少しは抵抗したんだ!三行以上の日本語は喋れない低能の小泉には、大統領閣下がやったようなこんな高度な技は無理です!!と言ったんだ!しかし、ブッシュは絶対にお前たちにやらせろと言うんだ!!ブッシュは、手段は問わない、結果しか信用しないシビアな男だ、お前らも諦めて腹を括るんだな!!」

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飯島「具体的にどうやるか、指示してくださいよ」

ゼ「今のところ俺が考えているのは、小選挙区300の各選挙区の選挙管理委員会を買収するのだ。自民党執行部が、各県連の会長、党員を通じて選挙管理員会まで手を伸ばすのだ!!一選挙区当たりの買収工作資金として1億もあれば足りるだろう。それでも、合計300億円か、安いものだ。足りなきゃ追加で工作資金を出すぞ!な!スポンサー殿(笑)」

ポールソン「勿論だ(笑)」

ゼ「実際の作戦はどうオペレーションするかは、日本のシステムはよくわからないから、運用はお前らに任せる!但し、結果は確実に出すんだぞ!!ところで、担当はだれがやるの?」

小「幹事長の武部かな?」

ゼ「武部?フゥー?(誰だ)」

ポールソンが笑いながら耳打ちした。
途端に、ゼーリックが瞬間湯沸かし器のように激怒した。
隣でポールソンとフェルドマンが腹を抱えて笑っていた。

ゼ「駄目だ!BSEなんて絶対に駄目だ!!こんな、重要な作戦を脳が海綿状態になっているような奴にやらせるな!!トードにやらせろ!ジェネラル・トードに?」

小「トードって誰?」

ゼ「お前は、こんな簡単な英単語もわからないのか(怒)“ヒキガエル”だよ、“ヒキガエル将軍”だよ!」

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小「ヒキガエル?ああ~シュウチョク、中川秀直ね、了解しました。」

ゼーリック以下ブッシュ選対監視団は、小泉側近一人一人の能力、性格、資質を驚くほど正確に把握していた。

 

ゼーリックの独演会がまた始まった。
その光景は、インドが独立前にイギリスの植民地だった頃を彷彿とさせる光景であった。その意味では、ゼーリックは宗主国アメリカから植民地の日本に派遣された日本総督であり、小泉以下の日本側はさながら、宗主国にひれ伏す祖国の裏切りものである。

「いいか!よく聞け!!2000年の米国大統領選挙では、下馬評はブッシュ優勢であった。クリントンの不倫スキャンダルで、民主党の人気はガタオチだった

。ブッシュ陣営は、財界の支持も取り付け、アル・ゴアの思い上がり発言(インターネットは私が発明した)を捉えて共和党系の雑誌を動員し奴のネガティブ・キャンペーンも徹底的にやった。しかし、どうだ?ふたを開けてみると予断を許さぬ大接戦だ。

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そこで、ブッシュは素早く手を打った。大票田のフロリダ、特にゴア支持の黒人の多いパームビーチ郡だ。ここの開票結果が天王山となる。ブッシュは実弟のフロリダ州知事だったジェブ・ブッシュを動かして、選挙不正工作を行ったのだ。

俗に言う、“Frolida Dice(フロリダ・ダイス)”フロリダのイカサマ賭博よ。

確かに、ゴア陣営は、ブッシュ陣営に不正があったとして連邦最高裁に提訴した。しかし、連邦最高裁はゴアの訴えを棄却した。何故だかわかるか、司法は勝ったほうに付くんだよ(笑)」

小「なるほど~」

 

ゼ「本当に理解してるのか?お前は(笑)もうひとつ例を挙げよう。先の第二次大戦で日本が連合国に降伏した後、連合国側は、マッカーサーに命じて、東京裁判を開催させた。そして、敗戦国日本の軍幹部の東條達を裁いた。

しかし、被告側の弁護人を引き受けたアメリカ人の弁護士で良心的な弁護士らは“戦勝国が敗戦国を裁くのはフェアではない”として、東京裁判を中止させる為に、マッカーサーの解任を求めて、連邦最高裁違憲立法審査の訴えを起こした。

ところが、案の定、連邦最高裁は、この違憲立法審査の訴えを却下したのだ。

もうわかるだろう!司法は政治権力に従属するんだよ(笑)

民主主義も、三権分立も我々アングロサクソンが発明したものだ。だからこそ、その抜け道もよく知ってるんだ。」

奥田「お節ごもっともだと思います。」

 

ゼーリックは恫喝だけではなく、飴も忘れなかった。

「小泉よ!悔しかった昔を思い出せ!田中角栄以来、自民党田中派経世会の支配のもとで、お前のボスの福田赳夫(元総理、康夫の父)は戦うたびに負け続け、福田派清和会は万年の負け組でいつも主流派から抑圧差別されてきた。

その負け組の中の福田派内でも、お前は変人で常識がないから誰からも相手にされなかった。派閥に入って来る後輩は皆、お前の後輩の亀井静香の子分になっちゃう。

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言わば、お前は二重の意味での被差別政治家だったのだ。将来のないお前には、大新聞の番記者さえ寄りつかない。みじめだっただろう。

しかし、今度の郵政選挙で大勝利すれば、お前は、天才的戦略家として、世間の尊敬を集めるぞ。日本中がお前のことを神のように崇めるぞ。

天皇制を倒して皇帝にすら成れるかもしれない。俺達アメリカがお前を大勝利させてやるから、お前もリスクを取って、The Potsdam Declaration作戦を実行するのだ。」

小「エヘッ」
欲望を刺激されて、小泉は頷いた。

 

ゼ「フェルドマン!気になる最新の情勢分析を聞かせてやれ!!」

フ「はい!我々ブッシュ選対監視団の最新の情勢分析によりますと、“劇場型ワイドショー型メディア選挙戦略”の効果が出て、B層の取り込みは極めて順調に進んでおります。しかし、大新聞、TV局各局のあまりに露骨な、自民優勢の報道に、良心的保守層や、知識階級は妙な違和感を感じ始めております。有体に言えば、選挙報道に謀略めいたものを感じ始めています。

従って、良心的保守層の投票率は従来より上がりそうで、これは、我々にとって極めて危機的な要因です。」

ゼ「ほら見ろ!日本人は賢いんだよ(笑)

我々の選挙工作がばれ始めている恐れがある。おい!フェルドマン!投開票日の9月11日の天候予想はどうだ?」

フ「はい!日本列島雲ひとつない秋晴れになりそうです。」

ゼ「オーマイガッ!!やばいな~、小泉!そして、諸君らよ、これは、もうやるしかないぞ!」

日本側一同「やります!絶対やります!!」

そして、最後は恫喝で締め括った。

ゼ「絶対にやるのだ!そして、必ず結果を出せ!

ブッシュや俺達には面従背腹は通用しないぞ!もし裏切ったら・・わかってるな!

小泉!お前が、父純也の本当の息子ではないこと、母親と朝鮮人港湾労働者との不義の子であること。

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竹中!お前が、被差別部落の出身者で日本国と日本人に対して復讐したがっていること。お前が自民党族議員達に苛められて、ブッシュ政権に助けを求めてきた時「祖国日本を裏切って、全てをアメリカ・ブッシュ政権に捧げます」と言う誓約書を書いていること。

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飯島は、産廃業者との違法な癒着、奥田は個人の脱税と、アメリカトヨタ不正経理、宮内は朝鮮総連との不適切な癒着、以上全てばらすからな(怒)」

 

日本側全員は震えあがり生きた心地がしなかった。
元々脛に傷がありすぎる連中だったから、ブッシュ政権も利用しやすかったのである。

 

更にダメ押し

ゼ「1998年小渕政権が発足した。やれ、経世会支配だの世間からいろいろ言われたが、日本の国益はしっかり守り、我々アメリカから見れば、邪魔な存在だった。その小渕政権の実権を握っていたのが、野中広務だった。

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我々は焦った。このまま行けば、小渕の後は、野中広務が総理になって、アメリカにとってもっとも手強い政権ができてしまう。そこで、我々は謀略を巡らせた。国民の大多数は未だ、彼が被差別部落の出身者だと言うことを知らなかった。そこで、その情報を掴んだ我々はスクープの形でTIME誌に書かせたのだ。

 

加えて、彼の金脈などのスキャンダルを書かせた。その記事以降、自民党内では、野中氏を総裁候補に推すという声は下火になっていった。あの、野中広務でさえ、謀略で陥れた我々だ。お前たちの暗部を暴露して、失脚させるぐらいいとも簡単なことなんだぞ!忘れるな!!」

 

日本側は小泉以下全員が恐怖で体を小刻みに震わせていた。

ゼ「OK!これで、アメリカの為の郵政民営化選挙極秘ミーティングはすべて終わりだ!後は諸君らが自分の幸福のために全力を尽くすだけだ!ドゥーユアベスト、以上」

ゼーリック以下ブッシュ選対監視団は、大声で愉快に笑いながら、会議室を退室して行った。

対照的に、残された日本側は全員硬直したかのように、一時間以上放心状態になっていた。

 

翌日から、小泉らは狂ったように真剣に働き始めた。
しかも、ゼーリック達の指示通り、マニュアルに寸分違わず、喋り、動いた。

刺客候補を送り込んだ激戦区でも、謀略の効果が顕著に浸透し始めていた。
静岡七区、次期総理、安倍晋三の秘蔵っ子で将来も約束されていた城内実は、謀略の存在を感じ取った安倍からの懸命の説得を振り切って、国家と国民のために郵政民営化法案に反対票を投じた。

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そこに、刺客の片山さつきが投入された。
地元出身議員の利と、あくまでも筋を貫いた政治姿勢に、日本人独特の判官びいきも加わって、選挙戦は最初から城内の圧倒的な優勢のうちに展開された。

危機感を肌身で感じた片山は、図々しくも小泉を2度も応援演説に呼びつけ、挙句に大仁田厚志まで応援に呼び寄せた。

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それでも、劣勢は変わらなかったが、何と開票の結果は片山の予想外の勝利だった。

小泉の“目に見える形の誠意(笑)”が選挙管理委員会に通じたのであろうか。

翌日の事務所での当選祝いには、あたかも事前に結果を知っていたかのような落ち着きぶりで、あのメデューサ顔に更に化粧を厚塗りした片山が落ち着き払ってマスコミの到着を待っていた。

 

そして、運命の9月11日、ゼーリックらの目論見通り、自民党は296議席を獲得し大勝利を収めた。

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選挙結果をニュース速報で確認して、満足したゼーリックらは、ブッシュに選挙大勝利の報告をした後、成田からワシントンに向けて帰国の途に就いた。

日本国内では、早くも、全マスメディア大合唱の元に、小泉の神格化が始まっていた。

不世出の天才政治家、天才的戦略家等々である。

選挙の結果を見て、金子勝森永卓郎以外のエコノミストは全て、小泉サイドに寝返った。

あくまでも、節を貫こうとする森永は、日経新聞グループから声がかからなくなり、小泉―竹中ラインからの圧力で、徐々に活躍の場を狭められていった。

評論家も敢えて孤塁を守るものは、佐高信森田実のみとなった。

 

小泉と個人的に親しい作家の林真理子は、雑誌のエッセイやTV番組で、小泉を神のように褒め称えた。

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その姿は、我らが将軍様金正日の栄光を語る平壌放送の、お馴染み老女アナウンサーの姿と不思議とダブった。

ゼーリックは帰国のファーストクラスの機中で心地よい満足感に浸っていた。
昨晩、ブッシュへの報告の際に、労いの言葉と同時に、次期、世界銀行総裁のポストの確約を受けていたからだ。

頭の悪い小泉達を手取り足取り振り付けしても、リスクの大きい今回の郵政選挙の結果は最後の最後まで心配だった。

自らの偉大な業績を確認すべく、機内のワシントン・タイムズを手にとって一面を見た瞬間、不意に不機嫌になって、後ろの空き席に放り投げた。

選挙には大勝利したが、開票結果はゼーリックらの票読みとは違っていたのだ。

ゼーリックらの票読みでは、小泉らが、さぼらずに働いた場合は、自民党単独で、320議席は取れるはずだったのだ。

あろうことか、“ヒキガエル将軍”こと、中川秀直は、選挙管理員会の買収を手抜きして、工作資金の大半を着服していたのだ。

頭脳明晰なゼーリックは瞬時に、中川の裏切りを悟ったが、今となってはどうしようもなかった。

この資金は、郵政解散後、中川が次期総理の座を狙って、小泉チルドレンたちを手兵として、養っていく軍資金に化けたのだ。

 

・・・・・・・・・・・

西「そうだったのか~ブッシュと小泉さん達はこんなことまでやったんだな。俺は現場に居なくて良かったよ。じゃあ、あの時の民意はねつ造だったんだな?」

持「民意が聞いて呆れますよ(笑)」

西「じゃあ、あの時大量に誕生した小泉チルドレン達は一体何なのだ?」

持「私生児ですよ!私生児!小泉さんと一緒ですよ(笑)」

西「これじゃあ~日本と日本人は“ギリシャ悲劇”じゃないか?」

持「いや、喜劇でしょう(笑)」

カラカラ、カサカサに乾ききった市場原理主義者は乾いた声で笑った。

・・・・・・・続く

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