伏見顕正の政経塾

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【小池百合子の研究③】フリーキャスター時代から現在までの定点観測

≪大臣としての実績≫

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2期やった環境大臣時代には、実績は無い。

せいぜい「クールビズ」を発案した程度。普通の専業主婦でも思いつくアイディアだ。

「守屋防衛事務次官更迭事件」

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小池は、第一次安倍政権で、2007年7月女性初の防衛大臣になったが、事務次官の守屋と合わず、守屋を更迭し、自分が気に入っている局長を後任にしようとした。
この目論見が、マスコミにリークされ、塩崎官房長官が、小池を非難し、安倍総理も加わって、守屋事務次官を更迭する代わりに、小池の推す後任は認めず、
霞が関と言うムラの人事ルール」に適う人物を後任とした。

小池は8月の内閣改造で、再任されなかった。
体よく「更迭」されたのである。高々1か月の在任期間であった。これ以降、小池の反安倍感情が顕著になる。


守屋元事務次官は更迭後逮捕されるが、小池は「これを見通していた」と言うが、後講釈であろう。ついでに「女子の本懐」と言う著書も出版し、ヒロインを自己演出した。

【結論】

環境相2度、防衛相1度、いずれも官僚を使いこなせず、実績を挙げられなかった。

 

★選挙には強いが、大臣の器ではなかったというところであろう。

 

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≪第2次安倍政権時代≫

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安倍総理は「防衛相事務次官更迭問題」で、小池を忌避するようになった。最初の組閣で小池を推す声もあったが、総理は拒否した。
安倍総理の気持ちを敏感に悟った小池は「反安倍」の石破茂につくようになった。
勿論、次の総理を石破と見込んでの「すり寄り」である。


≪前回の都知事選に何故出馬しなかったのか≫

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舛添要一が都知事に当選した2014年1月の都知事選。

自民党本部は正式に小池に党公認として立候補するように要請したが、小池は断った。
理由は、その時点で、安倍政権の基盤が盤石ではなく、ポスト安倍に石破が成ったら、また大臣ポストに有りつけると思っていたからである。

 


≪今回、掟破りで都知事選に出た理由≫

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昨年の「安保法制」成立。

直近の参院選の勝利(改憲に必要な2/3確保)で、安倍政権の政権基盤が強化され、2018年の総裁任期も延長の話が出てきた。
安倍政権が長期政権となれば、小池は大臣になれず、冷や飯食いの時代が続くし、あてにした石破も勢いがない。
自民党本部や都連からは嫌われているから、策を弄して、党が参院選で忙しい間隙をぬって、「立候補宣言」したのである。


★小池は、こう言う後先考えず、崖から飛び降りるような度胸は持っている。
「風」を吹かせて「自分劇場」を作るのは得意である。今回は自民党本部がまともな候補をてられなかったのも幸いした。

 


安倍総理自民党も小池を許してはいない≫

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当選の翌日、「さも勝ちました」と言わんばかりの態度でぬけぬけと官邸に総理を訪問した。
安倍総理は普通の笑顔で、応対したが、この方は国会の質疑で、激する以外は、好悪を表情に表さない人である。
ただ、はらわたは、煮えくり返っていたと思う。「掟破り」で立候補して、最終的には、総理の顔にも泥を塗ったのだから。


★小池の「都政改革、五輪予算検証」に自民党は一切協力しないだろう。むしろ進んで足を引っ張る可能性が高い。

 


≪筋の通らない立候補をしたのは何故か≫

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今もくすぶる、「小池除名論」。

総理はあまりの小池の勝ちっぷりに、除名した際の、内閣支持率の影響を考えて、思いとどまった。
「手続き論」では、小池は言い訳ができない。党本部の公認が得られなかったら、少なくとも「離党届」を出して、立候補するのが筋だった。
党幹部にも、自民党都連にも一切の相談も「根回し」もなく、自民党のルールを全て踏みにじって、強引に立候補した。
そして、小池自身は「絶対自分からは離党しない」と言い続けている。


これは、何を意味するか?「都知事になりながら「国政への復帰」を視野」に入れているのである。

 


≪都民のために都知事になったのではない≫

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小池は、鑑定した通り、任期は全うできないし、本人も長くやる気はないだろう。
例え2年で辞任しても、「元都知事」と言う肩書は残るのである。
都民や都政にも関心は無いと思う。しかし、私が「都知事なんて誰でも勤まるんだ」と悟ったのは、故青島幸男が知事をやっていたころだ。
彼のやったことは、前任者の「臨海副都心構想」を潰しただけで、任期中、全く何もやらなかった。
最後は、巨額の退職金を貰って、リバーサイドにタワーマンションを買って、余生を過ごした。


余談だが、私は子供の頃から、青島幸男と言うおじさんが生理的に嫌いだった。TVによく出てくるが、いったい何をしている人かさっぱりわからなかった。
俳優でも歌手でも漫才師でもない。職業不詳のおじさんで、しかし、態度はでかいし、発言は傲慢。「青島だ~」が売り。
この青島某が、脚本関係の人物であることは大きくなって知った。

しかし、有能な人物とは思えなかった。
そのおっさんが都知事?仰天したが予想通りの勤務ぶりだった。私の様な他県人は、無責任だが、「東京都知事なんて和歌山県で駅長を務める猫のタマで十分だ」と思っている。

 


≪都政の闇、既得権益と戦えるのか?≫

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都議会のドン、内田茂は余裕である。

「小池の都議会の冒頭解散に見られる地方自治法の無知を指摘し、いつでも来い」と言う態度である。
確かに悪い奴だが、内田にとって「都政」はホームである。落下傘降下した小池にとってはアウェイである。
内田茂は、高校中退後、区会議員になるまでの、経歴が空白である。「テキヤ」をやっていたという話もある。
東京で「テキヤ」をやっていたのなら「住吉会」などとも関係が有るはずで、戦うには甘く見てはいけない相手である。
「ワル」とは言え、20年近く「都政を牛耳り、石原慎太郎にも頭を下げさせた男」である。その人脈は、マングローブの様に張り巡らされているであろう。

 

逆に小池の味方は、今回応援に回った、元検事の若狭勝一人のみ。

その、若さも本音は、小池が抜けた選挙区から、衆院に鞍替えするのが狙いと言われている。
小池は既に両親に先立たれ、只一人の兄とは疎遠。20数年政治家をやっても、仲間が一人もいないというのが政界事情通の「小池評価」である。

 

④につづきます。